ぃトン詩 集 vol.5_1(1〜15)
『あとから来る子らへ。』
*ボクが心を込めて描いた大切なモノたちなので
無断で連れて帰らないでくださいねm(__)m
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1.『あとから来る子らへ。』
ボクもあとから歩いて来た。
先行くオトナたちの道に沿って。
もちろん、素直に受け入れて、
感謝したことの方が多い。
でも、何でこうなるのかと、
首をひねったり、
激しく憤ったことも、
けっして少なくはない。
先に行くから、
偉いわけでも、
道を拓いたから、
素晴らしいわけでもない。
無理にこじ開けた、
汚い言い訳の岩肌を、
ボクはきれいにもしたし、
突き出た傲慢の根っこを、
なんとか、平和の地中に、
戻してもみた。
ボクはその際に、
あとから来る君たちに、
どうしてこうなったのか、
どうしてこうするのかを、
はっきりと言いながら、
その作業を実行してきた。
人間は、
いつも正しいわけではないし、
正しいと思われることが、
いつも動かないわけでもない。
そして、
ボクもあちこちで、
間違いを犯し、
痛みと後悔にうずくまった。
だから、
もういちどここで言おう。
あとから来る君たちよ。
堂々と歩け。
自分ひとりではなく、
隣の友人はもちろん、
かたわらの石や虫や草にも、
不幸がかぶらない作業をめざせ。
それから、
間違った時には、
すぐに謝り、
対策に自分をひたせ。
先に行く責任と、
あとにしつらえる喜びが、
自分の誇りであるように、
今を歩け。
自分が、
この世界の、
かけがえのない元素を、
数多く借りた生命体であり、
その元素たちの
「先」のためにこそ、
生きているのだという、
当たり前の価値に生きろ。
ボクは時に、
君たちに話しかけながら、
これからも、
そう歩いていく。
〜2008.11.20〜
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2.『理と知。』
わかりました。
すっきりしました。
ありがとう。
それを繰り返し、広げて、
ボクらはオトナになっていく。
収まりのつくものはありがたい。
わからない。
すっきりしない。
何でこうなるのだろう?
それを繰り返し、抱き留めて、
ボクらは、
ボクらの中のコドモに気づく。
そうだ。
そのわだかまりこそ、
手垢だらけのヌイグルミ。
さびついたジュースの王冠。
捨てられない自分の一部。
オトナという生きものはいない。
食べてきた時間の数の差で、
理屈を知識につなげているだけ。
だから、
みんなコドモ。
出してごらんよ。
君の王冠、あなたのヌイグルミ。
今ここで、
王冠のさびぐあい、
ヌイグルミの手垢のてかりを、
みんなで競い合おう!
何かがきっと、見えてくる。
〜2008.12.11〜
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